大房岬砲塔砲台

昭和7年(1932)
安房郡富浦町多田良


戦艦の砲塔を陸上に設置した砲台

富浦湾に突き出した大房岬。緑が美しく茂った南房総国定公園となっていますが、
かつては岬全体が東京湾要塞となっており、一般人が立ち入ることはできませんでした。 

かつて、戦艦鞍馬の20センチカノン砲塔が設置されていた砲台跡。
現在は平和な花壇として利用されています。
砲台跡の花壇への転用は三浦半島の城ヶ島でも見られます。

ここからそう遠くない場所に、もう一つの砲塔砲台跡がありますが、それは展望台の台座として使われてしまっており、外から見てもわからなくなっています。

近くの説明版にあった、花壇として整備される前の砲台の写真。
軍艦砲の陸上転用としては比較的小規模なものなので、砲塔下には地下施設等の大掛かりな砲台設備はなかったようです。

隣接する地下弾薬庫への入口。

入口の上に穴が空いていますが、
煙突かなにかの跡でしょうか。

内部は白く塗られたアーチ状天井。
二つの弾薬室が造られました。

弾薬室には何も残されていませんが、
みるからに頑丈な造り。
驚くのは70年たっても全く痛んでいない
コンクリート壁。
最近のものと比べて・・・

地表には排気用の煙突らしきものが
突き出していました。