札幌農学校演武場
(札幌時計台)

明治11年(1878)/設計:ウィリアム・ホイーラー
札幌市中央区北1条西2丁目


日本有数の町の飾り。 2000.7

なんといっても全国的に有名な時計台。
じつは軍事教練用の体育館でした。

かつて札幌農学校(現・北海道大学)が
兵・農一致教育を目指し、マサチューセッツ農科大学の
建物を模倣して建てました。


ビルの谷間にあって雰囲気は
今一つなんですが、建物の構造は
興味深いものがあります。

急傾斜の屋根。白ペンキの下見板。
いわゆる『アーリ−・アメリカン』。

日本でいう西洋風建物の原点ですね。
(世界的にはマイナーな様式なのですが)



当初、この塔部分には鐘が付けられる
予定でしたが、

開拓長官であった黒田清隆の一言で
時計台(ボストン:ハワード社製)に
変更されました。


 
 

この時計台は、日本3大がっかり名所の一つと呼ばれているそうです。
たしかに小さいし簡素な創りですが・・・

アメリカでもこういった下見板の建物は中以下の建物につかわれ、
大建築は石や煉瓦で建てられました。

しかし、近代建築に興味がある方には記念碑的に貴重に見えますよ。
ヨーロッパにはない、アメリカ開拓史の様式そのものですから。