新港埠頭50頓定置式電気起重機

竣工:大正3年(1914)
横浜新港埠頭8号岸壁(横浜新港埠頭客船ターミナル)


日本初の近代的埠頭としてして明治32(1989)年から大正にかけて建設された新港埠頭。
その8号岸壁にある巨大な50トンジャイアントカンチレバークレーンは、横浜港で取り扱う貿易量の増大に伴い、
港湾近代化工事の一環としてイギリスから導入した大型港湾荷役機械です。

当時の日本はイギリスから5基の大型クレーンを導入しています。
三菱重工長崎造船所:150トンクレーン(有形文化財)
横須賀海軍工廠:200トンクレーン
呉海軍工廠:200トンクレーン
佐世保海軍工廠:250トンクレーン
横浜新港埠頭:50トンクレーン、
横浜以外の4基は艦船の艤装、修理用に導入されました。

現在、横須賀と呉のクレーンは残念ながら解体撤去され、横浜のクレーンは休止中(運転可能状態)になっています。

当時のイギリス製大型クレーンで現存しているものは少なく、世界でも17基(本国イギリスが10基)しか残っていないそうです。

関東大震災時の遭遇や、戦前は海軍、戦後は進駐軍に接収されたりもしましたが、
静かに横浜港を支えてきました。

 

1914年(大正3年)に設置された東洋最古期の電動式クレーンです。
その形からハンマーヘッドクレーンとも呼ばれており、
横浜の大切な産業遺産として保存されています。