古我邸
(旧 荘清次郎別荘)

大正5年(1916)/設計:桜井小太郎、施工:加藤源治
鎌倉市扇ヶ谷1−7−23


鎌倉3大洋館のうち、最後に残された神域

神域というと何やら大袈裟ですが、3大洋館のうち前田侯爵家別邸(現 鎌倉文学館)、華頂宮邸は
鎌倉市文化財として一般公開されていますので、非公開(個人所有)であるこの大邸宅だけが
今もなお立ち入り禁止のミステリアスな雰囲気を持ちつづけています。

大正5年に三菱財閥理事の荘清次郎が別荘として建築。その後は、
浜口雄幸(ライオン宰相として有名。東京駅で銃撃される)、
近衛文麿の歴代首相等も別荘として使っていました。

かつて鎌倉には御用邸(御成小学校の場所にありました)があり、多くの皇族、華族の別荘もありましたが
関東大震災で壊滅的打撃を受けてしまいました。

今も残っている古我邸は震災前の別荘建築としてとても貴重なものです。

鎌倉のこのあたりは大邸宅が並んでいます。散策していると飛び抜けて古さを感じさせる門柱が目に飛び込んできます。

門扉は意外にもシンプルなブロンズ製の折りたたみ式。

門の奥50メートルほどに、この大邸宅の一部が目に飛び込んできます。
まるで小説に出てくるような非現実的な洋館を目の当たりにして、散策中にたまたま前を通りかかった人達も、思わず感嘆の声をあげていました。

三方を山に囲まれているので全体をみることはできませんが、英国住宅風の素晴らしい建物です。

立派な塔屋がついています。いったい内部はどうなっているのでしょうか。是非一度見てみたい建物です。