三井物産横浜ビル

竣工:1号館 明治44年(1911)、2号館 昭和2年(1927)
設計:1号館 遠藤於菟、酒井祐之 2号館 遠藤於菟
施工:1号館 直営 2号館 不明

横浜市中区日本大通14


日本最初の全鉄筋コンクリート建築

明治44年竣工という横浜では数少ない明治の建物。
この建物は古いだけではなく日本で初めて建物全部が鉄筋コンクリートによって
建造されたということで知られています。

関東大震災後に右側に2号館が増築され、威風堂々たる姿を見せていますが
左側部分が明治44年竣工の1号館です。

日本大通に堂々とした体躯を誇っていますが、街路樹が大きく成長しており、夏場は建物がよく見えません。

冬になり街路樹の葉が落ちると、白タイルに覆われた美しい建物の全貌が出現します。

竣工当初からある1号館だけを見ると、以外にこじんまりとした建物であったことがわかります。

増設された2号館を含めると、堂々として完成されたデザインに見えます。

1,2号館は一見すると全く同じデザインに見えますが、よく見ると柱の本数が異なる等の違いがあります。

1号館の屋上には煙突がそびえています。
震災直後の写真を見ると、形は異なっていますが
同じ場所に煙突があったことが確認できます。

現在の正面玄関は昭和2年の増築時につくられたものですが、以前と少しデザインが変わっているような気がします。最近改装されたのでしょうか。

これは1号館の横にある入口ですが、これが当初の正面玄関だったのでしょうか?。
1号館だけの大きさからすると、バランス的にはこれくらいの大きさがふさわしいのかもしれません。
ただ、これはどう見ても裏口のようにも見えます。
当初の正面玄関はどこにあったのか気になります。