横浜海岸教会

昭和8年(1933)/設計:雪野元吉/施工:宮内工務店
横浜市中区日本大通8


日本人のために建てられた最初のプロテスタント教会。

1871年(明治4年)にアメリカ人宣教師サミュエル・R・ブラウンとJ.H.バラが
この地に石造の小会堂を建て、日本で最初の日本人のためのプロテスタント教会となりました。
当時の日本は未だキリスト教禁制の時代であり、創建には大変な苦労があったことでしょう。

創建当時の建物は関東大震災で崩壊してしまいましたが、
昭和8年に同じ場所に再建され、現在に至っています。

モダン・ゴシック風にまとめられた小振りでとても美しい教会です。
震災による崩壊から再建までの10年、平和を祈った人達の願いが伝わってくるようです。

日本で最初の教会は1862年に建てられた横浜天主堂でしたが、これも関東大震災で崩壊。
ちなみに現存する最古の教会は1864年建立の長崎大浦天主堂です。



1879年、日本人による初めてのクリスマスミサがこの美しい教会でおこなわれました。

塔屋に設置されている鐘は1875年、初代の教会にメアリー・プライン夫人(横浜共立学園創始者の一人)から寄贈されたもの。
震災で建物は崩壊してしまいましたが、奇跡的に鐘は残りました。

参考までに横浜YMCAは1884年(明治17年)、横浜海岸教会の青年信者達が中心となって誕生させたそうです。