東京中央郵便局

竣工:昭和8年(1933)/設計:吉田鉄郎(逓信省)/施工:銭高組・大倉土木
千代田区丸の内2−7−2


皇室の駅、行幸道路最後の生き残り。

皇居から東京駅を結ぶ行幸道路を囲む、高さ31Mに綺麗に揃えられた戦前のビル群は
再開発によってことごとく消えてしまいました。

皇居を望む海上ビル、郵船ビル、駅前の丸ビルは現代的な高層ビルとなり、
国鉄本社ビルも解体。
唯一残っているのが中央郵便局のビルです。

どちらかというと地味で話題にあがることも少ないですが、近代建築史の上では重要な位置づけとなっている建物。

同じ高さの丸ビル等は8階建てでしたが、このビルは各階の天上が高いので、五階建てになっています。
窓も大きいのでどこか明るい雰囲気です。


柱と梁による構造をそのまま表現した日本伝統的デザインにはB・タウトやA・レーモンドも絶賛したといいます。

再開発の名のもとに、この建物もいずれ消える運命なのでしょうか。