赤坂離宮
(現・迎賓館)

明治42(1909)/設計:片山東熊/施工:直営
港区赤坂2


帝都のベルサイユ宮殿。 2000.8

皇太子(後の大正天皇)のご成婚祝の新居として
当代一流の芸術化の総力を注ぎ込んで建てられましたが、
当の大正天皇は一度もここを使われませんでした。

なぜかというと・・・

正門。まさに豪華絢爛。

父親である明治天皇が『贅沢だ!』と
お怒りになったのがわかります。

大震災もなんなく乗り越え
(壁の厚さが1m!)、今は迎賓館。

四谷から歩いてくると見えるこの風景は
ある種の衝撃があります。



正門のはるかかなたにまさしく
宮殿といった建物が。

超望遠じゃないと霞んでしまいますね。
兜を模したという屋根もよく見えない。

年に一度公開日がありますが、
なんと抽選。

見てみたいのに・・・



入口の哨舎。

来賓がないときは空っぽ。



前庭にある噴水。

人気もなくて静かです。

この宮殿、ヨーロッパ王宮風の設計のために夫婦の寝室は別。
しかも大きい建物の両端に部屋をつくったので100m以上離れてます。

新婚の大正天皇が入るわけありませんね。

宮殿としては企画倒れだったようです。