歩兵第三連隊兵舎
(現・東大生産技術研究所)

昭和3年(1928)/設計:第一師団経理部/施工:松村組
港区六本木7−22−1


麻布第三連隊として親しまれた。 2000.8

六本木防衛庁(旧歩兵第一連隊)の前の道をはいると、
この建物に出会います。

近くまでは行けないので大きさがわかりませんが
地図で見ると巨大な建物であることがわかります。

創建当時は東洋一の威容を誇っていたそうで、
当時としては珍しいエレベーターもあるとか。

資料によると建物の角がわざと丸くなっていて、中に入った人は
角を曲がるときに方向感覚が狂ってしまうそうです。


外観は装飾もなくてシンプルです。

軍隊の施設というよりも、もともと
研究所として設計されたように見えます。



車寄せも簡素で平和的に見えますが。

でもここは2・26事件の始まりの
舞台となった場所です。
雪積もるここの中庭から第三連隊の
青年将校たちは決意を胸に
出発しました。


余談になりますが、2・26事件の青年将校たちは
当時渋谷にあった陸軍刑務所で処刑されました。

現在は渋谷公会堂や渋谷区役所のある場所です。
東急ハンズの前の目立たない場所には
今でも『陸軍用地』の石杭が残されています。