新宿御苑 台湾閣(旧御涼亭)

竣工:昭和2年(1927)、設計:森山松之助、施工:横溝豊吉

東京都新宿区内藤町11新宿御苑内


皇太子(のちの昭和天皇)の御成婚を記念して、当時日本領だった台湾で在住邦人有志が募金活動を行い、
集まった寄付金により献上された建物です。台湾総督府、監察院、台南州庁などの第一級建築を設計した森山松之助が
清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式(ビンナン建築様式)を取り入れて設計しました。
わが国では大倉集古館とならぶ本格的中華風建築です。

 

日本庭園に置かれた中国建築は少し不思議な感じがします。設計者の森山松之助は「水の上に建つ御休息所」「夏の御散策の際に涼をとる建物」という意図で設計したそうです。

 

 

池の反対側が玄関。特徴のある屋根の車寄せを通って自由に中に入ることができます。

 

 

お茶準備室と控室。こちらは中にはいることはできません。交互に並んだ丸窓と八角窓が印象的。

 

 

玄関前の階段を飾る石の彫刻。一見するとカタツムリのように見える不思議な造形。

 

  
休憩所内部の中国風欄間。休憩所の平面図は卍型をとりいれたデザインになっています。