上野駅

昭和7年(1932)/設計:鉄道省/施工:鹿島組
台東区上野7−1


東京旧国鉄唯一の終着駅。 2000.9

かつては北の玄関口であった上野駅。
東京の旧国鉄の中では唯一のターミナル式(終着駅)で建造された駅です。
(他のはみんな通過駅型です)

現在は東京駅が北(というか全方面)の玄関口になってしまい、
ただの通過駅になってしまいましたが、由緒ある駅として
随所にその片鱗をうかがうことができます。

関東大震災復興建築として、当時の
トップレベルの設計で建てられた駅舎。

当初、この正面入口は上が乗客入口、
下が乗客出口という立体式でした。

現在、下は搬入口になっているようです。



アーチと回廊で飾られた大ホール。

良く見ると本当に意匠に凝っています。



2階回廊ドアの周囲は彫りの深い
レリーフで飾られています。

間接照明が片方欠けているのが惜しい。

どうも上野駅は薄暗くどこか汚いイメージが
あるようなので、
JRさん、何とかしてください。お願いです。



外光の採り入れ方と天井梁の扱いなどは
今見ても、とても美しい。

ただ惜しいことに,、上野駅は無計画な
増築につぐ増築で、駅としての雰囲気が
どんどん悪い方向に向かってしまっている
気がする。


大正15年、原宿に皇室専用ホームができるまでは
皇族が鉄道を使用する場合は東京駅か上野駅となっていました。

余談ですが原宿の皇室専用ホームは
当時、重病の大正天皇を一般の目にふれずに御召列車に
乗車させるために造られたものだそうです。